ハワイへの観光客、過去最高ペースに近い
4月 23, 2024
現在ワイキキは、2019年の姿に戻りつつあります。2019年はハワイへの観光客が1040万人という最高人数を記録、消費金額は177億5000万ドルに到達した記録的な年でした。
しかしながら、2020年初頭のコロナウィルスの大流行によって、観光は完全にストップしてしまいました。
州ビジネス・経済開発・観光局によると、アメリカ本土からの3月の到着者数は、3月8日を除いて毎日、2019年のペースを上回っています。ある日の海外を含む総訪問者数に関しては、26,977人の到着を記録しました。これは2019年の同日を約2%下回る程度で、海外からの観光客1位を誇る日本からの大量観光もまだない状態でです。
ところが今、高い需要と限られた供給がぶつかり合っています。
ハワイ・アロハ・トラベルのBruce Fisher氏は、7月と8月のホテルの空室を見つけるのがすでに難しくなっているとしています。また、ホテルや航空会社は、旅行者がパンデミック中に逃した休暇を取り戻すのに必死であることを知っているので、併せて価格を引き上げているという。彼曰く「通常であれば、もっと多くの在庫があるはずだ。以前ならもっと安く手に入ったはずのものが、今は割高になっている。」とのことです。と言うことは、逆に言えばハワイから離れるのも高くつくということです。例えば、ハワイアン航空の場合、今度の冬休みにホノルルから東京まで往復すると、一人当たり2,000ドル以上かかる金額設定になっています。これはハワイに住んでいる人にも影響が出てきます。
「稼働率が上がり、訪問者数は日々増加しています。また、訪問者の消費も重要です。しかし、それは私たちが歓迎する課題です」とハワイ宿泊観光協会のMufi Hannemann氏は語っています。
コロナによる弊害のリスクは無くなったわけではありません。TZエコノミクスは、これまでパンデミックと観光客の数を追跡していますが、到着者の増加がある度に、デルタやオミクロンといった新しい変種株の流行によって減少を経験してきています。